■ 抄録・要旨
| 2010年10月にPM2.5自動測定機の等価性評価結果が公表され、これを受け、常時監視体制の整備が実質的に開始された。環境科学国際センターでは、2009年4月から、標準測定法に準拠したPM2.5測定を開始した。
常時監視を行っているβ線SPM計との比較では、PM2.5>SPMとなる事例が、冬季に多く見られた。この原因としては、捕集部までの配管の差と、湿度影響の差が考えられた。また、1日単位の捕集でも、NO3−などの半揮発性成分の多くは、フィルター上に捕集されないことや、0時〜翌日0時までの捕集を行った場合、フィルターの回収までの間に、SO42-の増加が生じる可能性があった。
|